ツーバイフォー工法とは
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細かい規格・規定による合理性と安全性
ツーバイフォー工法では、主に6種類の規格化された枠組壁工法構造用製材を使用します。
それぞれの部材は、日本農林(JAS)規格によって厳しく品質がチェックされていて、使用する箇所ごとに製材品の種別なども定められています。
国土交通大臣が認定した海外の規格材も利用でき、最近では、北米で開発された木質複合軸材料のひとつである木質I型ビームや木質断熱複合パネルなども利用されています。
また、くぎや接合金具(Cマーク金物など)も専用のものを決められた通りの用法で使います。
くぎはサイズ別にカラーリングが施されていて、使用箇所を間違えることなく、また打ち込んだ後でも確実にチェックできるような工夫がされています。
最近では、メッキ処理されたくぎも規格に加えられ、建物の耐久性向上にもつながっています。
このように、ツーバイフォー工法では、使用する構造材やくぎ・金物のサイズ、それらの 使用方法や使用箇所から施工手順まで、きめ細かく規定され、マニュアル化されているため、施工者の技量に左右されることなく、均一な品質と性能を持った住宅を建てることが可能です。
省令準耐火構造について
Refractory
省令準耐火構造の住宅とは、建築基準法に定める準耐火構造に準ずる性能を有し、
住宅金融支援機構の定める仕様に合致する建物をさします。
具体的には、次のような条件を満たす建物になります。
- 外壁及び軒裏:防火構造であること。
- 屋根:不燃材料で造り、または葺いてあること。あるいは準耐火構造であること。
- 室内に面する天井及び壁:通常の火災の加熱に15分以上耐える性能を有すること。
- 上記以外の部分は、防火上支障のない構造であること。